はじめに
大学3年生から受験勉強を開始する人が確実にMARCH以上を取りに行くための方法を(ここでは、英語・世界史&日本史に重点を置き、独学で効率のよい勉強法)、私の経験をもとに解説していきます。
私は偏差値50台の高校に通い、予備校にも通わず、3年生から受験勉強を始め、立教大学&青山学院大学(どちらも文学部)に合格しました(計4つの大学を受け、全ての合格をいただくことができました)。
その過程で、自分なりに悩み、確立していった独学法を皆さんにも紹介したいと考え、この記事を書くことにしました。
そのため、ある程度自分の勉強法が確立しつつある方々にとっては、自分にあった独自の勉強法を優先してもらい、伸び悩むことがあれば、私のものを試してもらえればと思います。私は、勉強において一番成長が見込める勉強法とは、自分自身で構築し、精度を高め、自身の学習軸になるような独自のものであり、他者から得たものをそのまま受け入れ、その型に自分をはめ込むことではないと考えます。
そのため、この記事を読み、あなたなりのアレンジを加え、また、自分の型にはめ込む形で、良いものを吸収していただければと思います。
Contents
MARCHとは?
・MARCH…明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学
・上記五つの大学がMARCHという大学郡を構成しています。まずそれぞれの大学について、簡単に説明していきます。
明治大学
・明治大学とは、東京六大学の一つでもあり、毎年受検者に人気の大学であります。私個人的に、明治は少し硬い印象があり、また、エリートが多い様に感じます。この大学は個の追求を推進しており、そのため、明治学生たちは独自の世界観を持ち、個性あふれる方が多く見られます。
・偏差値は57.5~65となっています。詳しくはパスナビを参照ください(https://passnavi.evidus.com/search_univ/3120/difficulty.html)
・キャンパスは、和泉・駿河台・生田・中野の4か所であり、主に1~2年生は和泉キャンパスで学び(理工、農学部、国際日本学部、総合数理学部を除く)、3~4年生は駿河台キャンパスで学びます(理工、農学部、国際日本学部、総合数理学部を除く)。また、生田キャンパスでは理工学部と農学部が学び、中野キャンパスでは国際日本学部と総合数理学部が学びます。
青山学院大学
・青山学院大学は、渋谷・青山エリアいキャンパスが位置するという立地の良さに加え、箱根駅伝での知名度もあるがゆえに、毎年受検者に絶大な人気があり、倍率も年々増加しています。立地ゆえに、学生たちの雰囲気もオシャレであり、皆ファッションに力を入れている様子である。また、グローバルな一面もあり、帰国子女の学生も多い印象がある。
・偏差値は55~67.5となっています。詳しくはパスナビを参照ください(https://passnavi.evidus.com/search_univ/2260/difficulty.html)
・キャンパスは、青山・相模原の2か所であり、人文科学系・社会科学系の7学部16学科が青山キャンパスで学び、理工学部、社会情報学部、地球社会共生学部、そしてコミュニティ人間科学部の4学部が相模原キャンパスで学びます。
立教大学
・立教大学は、東京六大学の一つでもあり、また、古風かつ西洋風な池袋キャンパスはとてもオシャレであり、受験生からの人気は言うまでもありません。池袋という好立地なエリアにたたずむ西洋風な建築には圧巻です。また、チャペルも非常に綺麗であり、こちらは池袋と新座キャンパスのどちらにも設置されています。個人的には、新座キャンパスのチャペルが好きです。学生の雰囲気は、上品であり、大人びた人が多い印象であります。
・偏差値は55~65となっています。詳しくはマイナビを参照ください(https://passnavi.evidus.com/search_univ/3160/difficulty.html)
・キャンパスは、池袋・新座の2か所であり、文学部・異文化コミュニケーション学部・経済学部・経営学部・理学部・社会学部・法学部・GLAPらが池袋キャンパスで学び、観光学部・コミュニティ福祉学部・現代心理学部が新座キャンパスで学びます。
中央大学
・中央大学は、法学部が特に有名であり、MARCHの中で司法試験の合格実績が一位であります。また、自然豊かな多摩キャンパスは、東京ドーム訳10個分の面積を誇り、そこに設置されている設備も非常に良いと評判である。交通の不便さはあるが、都心での忙しなさや騒音が無く、勉強にはもってこいの環境であると思います。
・偏差値は55~65となっています。詳しくはマイナビを参照くださいhttps://passnavi.evidus.com/search_univ/2680/difficulty.html
・キャンパスは、多摩・後楽園・市ヶ谷田町の3か所であり、法学部・経済学部・商学部・文学部・総合政策学部・国際経営学部が多摩キャンパスで学び、理工学部が後楽園、国際情報学部が市ヶ谷田町キャンパスで学びます。
法政大学
・法政大学は、東京六大学の一つでもあり、この法学部はとても歴史が長く有名である。MARCHの中では、受験において比較的合格しやすい位置づけであるため、志願者が毎年多い傾向にある。良い意味で特徴が無く、普通の大学であるのではないだろうか。
・偏差値は55~65となっています。詳しくはマイナビを参照くださいhttps://passnavi.evidus.com/search_univ/3050/difficulty.html
・キャンパスは、市ヶ谷・多摩・小金井の3か所であり、法学部・文学部・経営学部・国際文化学部・人間環境学部・キャリアデザイン学部・GIS<グローバル教養学部>・デザイン工学部が市ヶ谷キャンで学び、経済学部・社会学部・現代福祉学部・スポーツ健康学部が多摩キャンパス、情報科学部・理工学部・生命科学部が小金井キャンパスで学びます。
3か月でMARCHは不可能ではない
現在、色々な記事やSNS上で、3か月でMARCHに合格できると言われていますが、ある条件下では本当に可能であります。
その条件というのは、
- 受験勉強開始時点ですでに基礎知識が養われている
- 3か月の内、睡眠以外の時間を勉強に費やすことができる
- 勉強が好きである
この3つの条件が満たされているならば3か月での合格も不可能ではない。けれども、3か月のすべてを受験に注ぎ込むのはお勧めしません。なぜなら、受験とは単なる通過点であり、大学に受かることが人生のゴールではないからです。
高校3年生という人生に二度とない期間を、受験に縛られ辛い思い出にするのは正しい選択なのであろうか。私は受験に縛られるのが嫌でしたので、高校三年生の時には、受験勉強と自分の時間を等しく楽しみ、受験生の期間を楽しい期間として終えることができました。なので、受験勉強はコツコツと、また、メリハリを持って取り組むことがベストであると考えます。
受験勉強と自分の時間の両立
多くの人が、3年生直前の春休みあたりから受験勉強を本格的に開始すると思われますが、多くの人が勉強時間の急激な増加により悩み始めるときでもあります。結論から言いますと、合格したいなら、少しだけ勉強から離れる時間を作った方が合格率がグンと上がります。
受験生だから、毎日長時間勉強しないといけないなんてことはありません。
毎日長時間勉強していると、時間がありすぎて勉強のペースが遅くなっていまう事があります。
そのため、勉強をあえてしない時間を作り、意図的に自分を焦らせることで、締め切り効果のような効果を生み出すことができ、勉強の効率もグンと上がります。
また、あえて勉強をしないことで、勉強していないと不安に思い、勉強したいという気持ちをも作り出すことができます。そうなれば勉強への考えが嫌なものから、率先して取り組みたいものへと変わるのです。これの具体的な方法(私の場合)は、日曜日の午後は勉強をせずに映画館へ行ったり、オシャレなカフェに行き、ついでにショッピングをしたりと勉強から遠のいた生活を送る日を作っていました。
~私の受験期のスケジュール~ <平日>
- 6:30 起床
- 6:50 何らかの英文を読み、脳を起こす (朝食を取りながら行う日が多かったです)
- 7:20 身支度
- 7:40 登校 (登校中は、英単語を優先して覚え、また、飽きたら、歴史の年号暗記などを行っていました)
- 16:00 下校 (下校中は、友達と勉強の話をしながら互いにモチベーションをあげていました)
- 16:30 カフェ(スターバックス)で勉強(後程説明しています)
- 19:00 帰宅
- 夕食、お風呂
- 20:30 勉強
- 22:00 洋画・洋ドラを観る時間(後程説明しています)
- 23:00 歴史の流れを喋りながらまとめる、英単語をすこし見る
- 23:30 就寝
<土曜>
- 7:00 起床
- 7:20 洋ドラを見ながら朝食を取ります
- 8:00 勉強
- 11:30 昼食
- 12:10 身支度
- 12:20 スタバへ向かう
- 12:40 スタバ到着、勉強
- 17:00 少し散歩し帰宅
- 18:00 夕食、お風呂
- 19:20 勉強
- 22:00 歴史を喋りながらまとめる+英単語
- 23:00 休憩して、就寝
<日曜>
- 6:30 起床
- 6:50 洋画を見ながら朝食
- 8:10 英語の勉強
- 9:30 その日のコーデを決める
- 10:00 身支度
- 10:30 お出かけ
- 18:00 帰宅
- 余韻
- 20:00 夕食、お風呂を終え、洋ドラを観る
- 20:30 少し焦りを感じる、勉強をしてしまう
- 22:00 歴史をまとめる
- 23:00 就寝
私の一週間のスケジュールは上記のようなものです。これを参考にし、あなた自身に合うスタイルを作り上げてみてください。そうすればきっと受験勉強を楽しめるはずです。
勉強する場所について
私は、家に引きこもり、必死に一人で勉強することはあまりお勧めしません。なぜなら、それを維持するのには、並外れたメンタルと相当な根気強さを要するからである。
そのため、私がお勧めするのは最寄りのカフェを利用することです。
家では、くつろぎすぎて精神的に甘えが生じてしまい、また、勉強を阻害する誘惑が多々あるため、カフェに行き、人の目を意識する場所で、勉強道具のみの環境で勉強するほうが良いと思います。
カフェに行くことで、多少なりとも気分転換になり、ポジティブな気持ちで勉強に取り組むことができます。ただ、バイトを出来ない受験生にとっては、金銭的に厳しい人もいるかと思いますので、そうした方々は、図書館や、どこかのフードコートで勉強をするなど、とにかく、人目がある場所で、少しの雑音がある場所での勉強の方が、状況に左右されない絶対的な集中力の獲得にもつながり、学力の向上が、家にこもり一人で勉強するよりも、圧倒的に望まれます。
定期的に勉強から離れる
受験生というと、睡眠以外のすべての時間を勉強に費やすべきであると考える人が大勢いますが、それは理想であり、現実的には不可能であると思われます。
たとえそうすることができたとしても、勉強効率は徐々に落ち、勉強の楽しさに気づくことができず、無意味な受験勉強となってしまいます。
そうならないためにも、定期的に勉強から離れ、映画を観たり、お出かけをしたりする時間を作ることをお勧めします。
ただ、完全に勉強から離れるというわけではありません。映画を観るなら洋画にして、英語に触れる。お出かけをするなら美術館などの知的、芸術的な場所。
そうすることで、勉強への熱意を切らさず、息抜きを楽しむことができ、良い効果を生み出すことができます。
私の場合、映画鑑賞が趣味であったため、受験期はほぼ毎日(12月~の受験直前期は1週間に1本程度)観ていました。洋画・洋ドラなので、英語のリスニングにもつながりますし、時に字幕も英語にすることで、速読の練習にもなり、とても有意義でした。
現在では、数多の映画のサブスクリプションサービスが存在しているので、ぜひ加入し、英語の勉強も兼ね、映画で受験期のストレスの発散をしましょう。
また、私は日曜日を勉強からなるべく離れる日と決め、美術館に行ったり、友達と出かけたりしていました。そうして、勉強からはなれることで、焦りを感じ、また、勉強をしたいと思うようになりました。
勉強するのが普通になったときに少し離れると、無意識に”勉強しなきゃ”や”勉強したい”と思うようになります。
予備校は必要ない
MARCH合格に予備校は必要ではありません。大半の学生は、大学に行くには予備校に通わなければならないと思っていると思いますが、それは単なる思い込みにすぎません。合格に必要なものは、自分自身で調達できます。今の世の中、教材や勉強方法、受験関連の情報はインターネットを用い、簡単に入手できます。そのため、高い費用を払い予備校に入らなくとも、合格することができます。
予備校へ行くと、合格までのロードマップを作成してくれたり、何が足りていないかを分析しもらえたりします。ですが、それは自分でも可能なことです。また、自分自身でそれらをすることが、自分の学力向上に最も大きく影響します。自分のことを一番知るのは自分自身であるように、勉強においてもまた、一番の講師は自分自身なのである。
結局はその人のやる気次第である。やる気のある者は伸び、ない者は、たとえ予備校に行こうとも、伸びることはない。
模試に左右されるな
受験生にとって模試は、現状の学力を知ることができ、また、他との差を確認することができる重要なものである。ただ、毎回の模試で一喜一憂してしまっては、成長は見込めません。模試はあくまでも、練習、勉強の一環であり、いくら良い点を取ろうとも受験に合格するわけではありません。
また、周りの受験生との差を気にしてはいけません。他の人を指標にしては合格を勝ち取ることは不可能です。自分自身に集中し、模試の点数に左右されず、模試の復習をし、間違えたところを自分で理解することが大切である。もし、友達などに模試の結果を聞かれたら、少しだけ実際よりも高い点数を言いましょう。そうすることで、次の模試では、それ以上の点数を取らなければという気持ちになりますし、また、偽りの点数だけれど、少し優越感に浸ることができ、気分を高めることができます。
次の記事で、具体的な各教科の勉強法を解説しています。
コメント